もしもの時のために、きちんと準備をしておきましょう
今までに大きな災害でペットと非難を余儀なくされた人たちは大勢います。
当初はペットとの同行避難を許されず、胸が締め付けられる思いでペットを残していった人たちもいます。
大切な家族を手放さなければいけなかったその心は、飼い主さんにしかわからないほどの大きな大きな苦しみだったでしょう。
今でもまだペットとの同行避難には難色を示す人がいます。
人命救助が優先されるのは当然のことですが、ペットを残していかなければならなかった人の心は救えているのでしょうか。
とても大きな心の傷を負って、その人を救うことができたとは言えないと思うのです。
国や自治体も、大きな災害を何度も経験しています。
その経験から学び、ペットの同行避難についてもっと考えてほしいところです。
日ごろのしつけと準備が大事です
実際に、私たちがペットを連れて避難しなくてはならなくなったとしたら。
今の状況とは全く違う環境で暮らすこととなります。
その時のために、今からしておくべきことを考えてみましょう。
①飼い主の指示に従うことができるように
犬も環境が変わり不安なこともあるはずです。
そんな時に、声をかけ落ち着かせてあげること。
吠えたら制止できるようにしておきましょう。
犬を飼っていない人と同じ避難所の場合がほとんどです。
肩身が狭いかもしれませんが、苦手な人のことも考えできるだけ落ち着いていられるようにしましょう。
②外の環境でも食事や水が飲めるように
極端に怖がりな子は外での食事、飲水ができない子もいます。
少しずつ環境に慣れさせる方法を考えましょう。
また、外での排泄ができない子も同じです。
③与えられた食事をとれるように
いつも食べているフードがもらえるとは限りません。
手作り食の人はなおさら困るでしょう。
きちんとフードを備蓄しておくか、他のものでも食べられるようにしないといけません。
犬も体力が落ちると免疫も下がり、病気やけがの原因となります。
④首輪、リード、鑑札などをいつでも持ち出せるように
室内で飼育していると首輪をつけていないことが多いでしょう。
ですが、いざ避難という時に首輪やリード、鑑札がないと困ります。
いつでもすぐに持ち出せるように、1か所に置く。
鑑札は迷子になってしまったときの手がかりとなりますので、首輪に付けておくと良いでしょう。
いくつか今からでもできることをあげてみました。
これ以外もまだまだきっとたくさんできることはあります。
とにかく、自分は大丈夫と思わずに準備をしておくことが望ましいです。
特に、犬のものに関しては、支援物資でも人のものよりは少ないです。
準備できるものがあれば準備しておく方が良いですね。
大切な愛犬のためにも、備えあれば憂いなしでいきましょう。