大切な愛犬と「同行・同伴避難」できますか?避難をする為に準備しておくべき5つのこと

もしものときのために今からできること

日本は海に囲まれ、火山なども多い国です。
それゆえ、自然災害なども多く、たびたび自然の恐ろしさを感じています。
いつどこでどんなことが起こるかは、誰にもわかりません。
だからもしもの時の準備ができていない人もたくさん。

まさか自分の住んでいるところが災害に見舞われるなんて。

きっとそう思っているでしょう。
でも今の日本だけでなく、世界的にも気候の変動が顕著で、地球が悲鳴を上げていることを感じているはずです。
自分の所は大丈夫なんてことはありません。
もしもの時の備えをしっかりとしておきましょう。

大切な愛犬を守れるのはあなただけ

もし何か災害が起きた時。
愛犬を守れるのはあなただけです。

当たり前のことですが、犬が一人で避難することはありません。
何かあった時のために、フードやトイレシーツなどの準備もできません。
あなたがすべて準備をして、備えておく必要があります。

どこかで災害のニュースを聞いたとき、うちも準備しておこうかなと思う人は多いでしょう。
でもしばらくすると、まぁあとで良いか、と先延ばしにしてしまう人もたくさんいます。
災害はいつどこでどんな風に起こるかは誰にも予測できないので、時間が経つにつれ危機感が薄れていくからです。

でも、いつ起こるか分からないからこそ、準備をしておく必要があるんですね。
だって、もし何かあった時になにも準備していなかったら。
その後の避難生活などに支障が出てしまうでしょう。

特に、動物を連れていくという事で、ハードルはかなり上がります。
災害が起きた時、まず一番に優先されるのは人です。
居場所も食料も、すべて人優先。
家族だからといっても愛犬のために食料をもらうことは、最初のうちはできないかもしれません。
そんな時にきちんと準備をしておけば、愛犬にも食事を与えることができます。

大切な愛犬を守れるのはあなただけです。
もしもの時のために、準備をしておきましょう。

同行・同伴避難をするために準備しておくべき5つのこと

では実際に、どんなことを準備しておけばいいのでしょうか。
誰でもすぐにできることを5つピックアップしています。
他にもたくさんあると思いますが、最低でもこの5つは準備しておくと良いでしょう。
参考になさってみてくださいね。

1.住んでいる地域で同行・同伴避難ができる場所を把握する

まず初めに、同行避難と同伴避難の違いは分かりますか?

同行避難:災害時、動物を連れて一緒に避難すること。
     避難所等では一緒の空間にいることはできない
    (各避難所のルールによる)

同伴避難: 災害時、動物を連れて一緒に避難すること。
     避難所等で一緒の空間にいることができる
    (各避難所のルールによる)

簡単に言うと、同行避難は避難所で動物は別の場所に係留されること。
同伴避難は避難所で動物も一緒の場所にいられるということです。

環境省は災害時の同行避難を推奨しています。
ただし、同伴避難に関しては各自治体等でできる避難所を設置するかを任せているようです。

動物にアレルギーを持っている人や、しつけができていない動物、マナーの悪い飼い主に対する苦情も多いのでなかなか同伴避難の避難所が少ない現状。

筆者の住む市に問合せをしたところ、同行避難はできても同伴避難できる避難所は今のところ設置する予定はないとの返答でした。

各市町村によって、避難所のルールなども違ったりします。
災害が起きてから探したり問合せをすることはなかなか大変です。
何もない時にこそ、こういった情報を集めておきましょう。

また、各避難所へのルートなどもハザードマップなどで確認しておくと良いですね。
愛犬とのお散歩のときに、歩いてどんな道になっているかを確認しておくのもお勧めです。

自分の住む地域の避難所の確認方法は、各市町村の役所に問い合わせてみるのが一番早いですよ。

2.避難所でも落ち着いていられるようにしつけをする

これはとても大事なことです。
日頃から、家族の指示にちゃんと反応できるようにトレーニングをしておきましょう。

・名前を呼んだら来る
・物音や人に反応してもすぐに落ち着ける
・クレート(バリケン)に落ち付いて入っていられる
・家族の指示に従える

名前を呼んですぐに来るというのは、何か起きた時にとても有効です。
例えば地震が起きたときに、少し離れた場所にいた愛犬を呼び寄せることができます。(場合によってはその場で待たせる方が安全なこともあるので状況を見て判断しましょう)

物音や人に反応するのは犬なので仕方がないことです。
ですが、避難所などではいつもと違う環境で犬も不安になり、いつも以上に吠えてしまうかもしれません。
そんな時に、落ち着かせてあげることはできますか?
ずっと吠え続けることは一緒に避難している人たちにとって、迷惑になります。また犬自身にとっても、ストレスがかかるし体力を削ることにも。
日頃から落ち着かせることができれば、飼い主さんも精神的ストレスが減るのでトレーニングをしておきましょう。

クレート(バリケン)に入ることはできますか?その中でちゃんと落ち着いて待っていられますか?
避難所のほとんどは、動物をクレートなどに入れておくことが必要になります。
放し飼いで側に置いておくことができない場合がほとんどです。
犬が嫌がって入らない、という事にならないように、日ごろから「そこが落ち着ける場所」と覚えさせてあげましょう。

本来、クレートなどは犬が落ち着ける場所として最適の空間です。
クレートに入っていることがストレスにならないように、おやつなどを使って大好きな場所になるようにトレーニングをしていきましょう。

家族全員、誰が指示を出してもきちんと反応できるようにしていきましょう
必ずしも家族全員が揃っているとは限りません。
お母さんの指示しか聞かない!という事にならないように、誰が指示をしてもちゃんと応えてくれるようにトレーニングをしていきましょう。
ポイントとしては、教える言葉は必ず家族共通に!分かりやすい言葉で教えてあげましょう。

3.避難時にもっていくものをセットしておく

避難をしなくてはならないとき、最低でも5日分くらいの水や食糧などは必要だと言われています。
支援物資なども災害が発生してすぐには届きません
その間は、自分たちでどうにかしなければならないのです。
特に動物の食糧などは手に入れるのは難しいでしょう。
幸い、市販のドッグフードなどは日持ちしますので常備しておくと良いですね。

<用意しておきたい動物用避難グッズ>

・動物が食べるご飯やお水(ドッグフード・療法食など)
・普段飲んでいるお薬
・クレートやキャリーバッグなど
・トイレシーツ
・ビニール袋(ゴミや排泄物用)
・トイレットペーパー
・タオル
・予備の首輪、リード(迷子札も付けておきましょう)
・犬の匂いが付いているもの
・フードボウル(ごはん皿)
・愛犬のカルテ(下記5を参照)

・筆記用具(紙と鉛筆など)

ざっと挙げましたがこれ以外にも必要なものも出てくるかもしれません。
また、お家の子に合わせて必要なものを入れましょう。

グッズの中のタオルは目隠し、敷物、毛布代わりになります
周りを気にしてしまう子には、クレートなどをタオルで覆ってあげたりできます。
寒かったり暑かったりするときに体温の調整もできるのでお勧めです。

犬の匂いの付いたものは、犬が安心するためのものです。
普段と違う環境の中で、いつもと同じものがあると落ち着きます。
お気に入りのおもちゃやタオルなど、持っていけるものはいつでも持ち出せるように準備しておきましょう。

最後の筆記用具は、記録や連絡先などを書き留めるのにも役立ちます。
張り紙をするときなどにも便利です。(ガムテープもあると良いですね)

ビニール袋で排泄物を処理する場合、匂いが気になるところです。
できれば臭いが外に漏れないものを持っていくと良いでしょう。
下記の記事で防臭効果の高いビニール袋を紹介しているのでご覧くださいね。

マナーバッグの臭いが気になる人必見!臭わない?!マナー袋
https://inugoto.net/recommend/456

4.何かあったときに連絡できる人を見つけておく

意外と忘れがちですが、自分に何かあったときに連絡できる人はいますか?
例えば、実家の家族や友達、ご近所さん。
災害が発生した時、大切な愛犬の側にいるとは限りません。
離れた場所で被災した時、家にいる愛犬を保護してもらうために信頼できる人にお願いをしておきましょう。

また、避難所生活をしているときに、一時的に預かってもらう場合もあるかもしれません。
そんな時に頼れる人がいると、安心できますよね。

もちろん、お願いする人の安全が第一なので無理にお願いしてはいけませんよ。

5.愛犬のカルテを作っておく

愛犬のカルテを作って持っていきましょう。
カルテを見れば愛犬のことが分かるような内容で書きます。

<記載事項>

・犬の名前、年齢、性別、鑑札番号
・飼い主の名前と連絡先
・持病や飲んでいる薬
・かかりつけの動物病院(連絡先も)
・犬の性格(苦手なこと、嫌いなこと)
・犬の特徴(迷子になった時用に)
・犬と飼い主が一緒に写っている写真

愛犬のカルテは一時的に保護してもらうときなどにも役立ちます。
また、初めて行く病院や出張の診療所などに行くときにも、持病や飲んでいる薬などが分かっていると治療が受けやすくなります。

写真は犬だけが写っているものと、飼い主と一緒に写っているものの2枚があると良いです。
愛犬が迷子になった時、飼い主と証明できないと受け渡しが拒否されることがあります。
一緒に写っている写真があることで、すぐに飼い主であると判断ができるのでお勧めです。

環境省発行の「人とペットの災害対策ガイドライン」

環境省で発行している災害ガイドラインです。
環境省のHPを見てみると、災害のガイドラインなどのパンフレットを無料で見ることができます
防災関係だけでなく、動物愛護についてや動物の飼い方などもあります。

下記リンクは環境省発行のパンフレット一覧ページです。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph.html

手っ取り早くペットの災害対策ガイドラインが見たい方は下記のリンクへどうぞ。

日本語版:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h3009a.html
英語版:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h3010a.html

いずれもpdfファイルでダウンロードできます。
一般の飼い主向けに写真や絵なども多用しているので、とても分かりやすいです。
是非一度、確認してみてください。

まとめ

災害はいつどんな時に起こるかわかりません。
必要以上に恐れる必要はありませんが、何か起きたときにすぐに行動に起こせるように準備をしておくことは大切です。

愛犬を守れるのは家族であるあなただけです。
日頃から愛犬との信頼関係を築いておくこと。
そしていつもと違う環境でも、落ち着けるようにトレーニングをしておくこと。
毎日の積み重ねが、いざというときに助かります。

今日からでも遅くはありません。
愛犬のためにも、もしもの時の準備を始めましょう。

スポンサーリンク