全てを受け入れる覚悟で「この子を笑顔にしてあげたいね」

<この記事の目次> 
※この記事は全3ページ、約13分ほどで読めます

ほごイヌゴトプロジェクトとは
保護犬と言われている犬たちの存在を知っていますか?
なんらかの理由で保護され、新しい飼い主さんを待っている犬たちがいるということを。
ほごイヌゴトプロジェクトでは、保護犬が新しい家族と巡り合い、幸せに生活をしている様子を飼い主さんにインタビューしています。
また、保護犬という存在を知ってもらうこと。
そして、保護犬を迎えるという選択肢を持ってもらうことを目的としています。
安易に保護犬を迎えるということでもなく、犬たちのセカンドライフに責任をもって最期の時まで側にいてあげてほしい。
そんな思いから、このほごイヌゴトプロジェクトがスタートしました。

ミニチュア・ダックス デイジーちゃん
ほごイヌゴトプロジェクト (No.1)

今回は、多くの動物たちの声を飼い主さんたちに届ける
アニマルコミュニケーターの横尾美香さんにお話を聞かせていただきました。

横尾さんの愛犬、デイジーちゃんは2歳で保護団体から受け入れ、家族となりました。
今回は保護犬を迎えようと思ったきっかけ、迎えてから困ったこと、良かったことなどをお話しいただきました。

◎ワンちゃんの情報◎

名前:デイジー(女の子)
年齢:12歳(インタービュー時)
犬種:ミニチュア・ダックス
譲渡時年齢:2歳
譲渡元:保護団体

◎飼い主さんの情報◎

名前:横尾美香さん
アニマルコミュニケーター
HP : 陽だまりのしっぽ
Instagram : @mika_yokoh

保護犬を迎えようと思ったきっかけ

- - 保護犬を迎えようと思ったきっかけを教えてください。

横尾さん : 前の犬(ミントくん)がペットショップから迎えた子だったんです。
ミントと一緒にいたときに、保護活動をしていらっしゃる方でやっぱりミントと同じ、下半身麻痺のワンちゃんがいて、その子と共に保護活動をしている人と出会ったんですね。
そこで多分初めてくらいに保護犬っていう存在を知ったんです。

ミントが亡くなった時に、次はもう、ペットショップの子が嫌だっていうことはありました。
ペットショップから来た子が、ミント以外にも病気がちな子が たくさんいるっていうのがあったのと、やはりなんか不自然っていう。

なんかこう、命をお金で買うっていうことが不自然だなと。

私の中で、ブリーダーっていうのは専門家が迎えるものだって思ったし、ブリーダーを調べるっていうのも、その当時は術を知らなかった。
ペットショップはほら、どこでも行けるじゃない。次の子を迎えようと思ったら。
でも、ブリーダーは難しいって思ったので、保護犬っていう選択だったんですよ。

デイジーちゃん

- - ペットショップから迎えたミントくんは介護生活の末、6歳で旅立ってしまったのですよね。
ミントくんの病気のことがきっかけで保護犬を迎える選択を考えたのですね。

横尾さん : 亡くなってからすぐに、ミントの車いすを作ってくれた方のところにご挨拶にいきました。
そこで初めて保護犬の預かりさんのワンちゃんたちを3匹くらい見たんですね。
その時に、その方が保護犬っていうのはね、どうしても病気があったり歳をとった子が多いんだけど、美香さんには若くて健康なワンちゃんが良いと思うって。
美香さんには犬との生活を楽しんでほしいのよねっていう風に言ってくれて。
いろんな保護活動、 譲渡会などいろんなものを見ると良いわよって。
あぁそうなんだっていうふうに思ったのね。

- - 犬との暮らしを楽しんでほしいっていう言葉、嬉しいですね。
ミントくんのことでたくさん苦しんだり悲しんだりしたことを理解してくださっているんですね。

横尾さん : その時に合わせてもらった子が、猛烈に噛むから飼い主に捨てられたっていうすごく大きなダックスがいたんですね。
最初のうちは噛みついていたりしてたそうなんだけど、私が行った時に「美香さん噛むかもよ」って言われたんです。
でも、その子がすすすって寄ってきて頭をすりすりしてきて、重たいのにどんって乗っかってきたりしたの。
私はちゃんと犬を飼うってことができてなかったから、うっかり手なんか出しちゃうんだよね、かわいいーって。
でもね、噛まなくて「全然咬まないじゃないですか」って。
もうすごかったんだけど、今はもう英会話教室に来る子供たちの前に出しても絶対咬まないのよって。
それを聞いた時に、すごいなぁ、犬ってすごいなぁって、その方もすごいなぁって思って。
それから積極的にいろんな団体のHPをみて次を迎えるのは保護犬にしようって思ったんです。

- - 保護犬たちは病気やハンデを持っている子は多いと思いますが、預かりさんや飼い主さんの努力次第で改善できる子もいるんですよね。犬も人もお互いが頑張って歩み寄っていくことが大切ですね。
保護犬を迎えようと決めたとき、家族で話し合いなどはしましたか?

横尾さん : 特にしなかったですが、娘の方が積極的に保護犬を探してました。
すぐに迎えようと思ってなかったんだけど、娘はずっとパソコン開けてHPでいろんな保護犬を探してましたよ。
だから娘の方が先に保護犬を迎えたいっていうのを考えてたみたいだし、主人はもうなんていうか私がひどいペットロスだったので。
犬を迎えるっていうなら、どこでも良いってお任せでした。

デイジーちゃん

横尾さん : ペットショップに懲りてたっていうのもあるかもしれない。
ペットショップから飼うべきではないっていう家族の一貫した考えだったし。
娘にその話をしたことは無かったんだけど、私がペットショップから迎えるっていうことにものすごく反対をするっていうか。
安易に飼うものではないって。
っていうかね、安易に飼ってしまったからね。
ペットブームに乗ってペットショップから飼ったからミントはこういう子でしたよって、ブログなどでずっと伝え続けてきたことがあるので、やっぱりちょっと新しい子を迎えるなら娘も保護犬っていう選択肢しかなかったのかもしれない。

- - ペットショップから迎えた子がすべてではないにしても、そういった病気を抱えている子もいるんですよね。
では、実際に保護犬を見てこの子だ!と決めたときのお話を聞かせてください。

横尾さん : いろんな団体を見てたんですけど、最初のうちは譲渡会に1回か2回くらいは行ったことがあったんですね。
いろんな団体の保護ワンちゃんたちが載っているまとめサイト【いつでも里親募集中】というものがあったんですね。
そのサイトの最新情報が表示されるパーツを自分のHPに貼っていつも見てたんです。
ある日そのパーツを開いた瞬間にデイジーの写真があったんです。
ダックスで、年齢とかも全然確認しないで、ただパッと開けた瞬間にデイジーがいたから、思わずそこのリンク先をすぐクリックして。
今そこに乗っているワンちゃんが気になるんですけどって連絡したら、すぐにメールのお返事が返ってきました。
この子は昨夜連れてきて、アップしたばっかりの子ですって言われたんです。
それで3日後に譲渡会に出すので来られますかって言われたので。
じゃぁ行きますって即答しました。

- - タイミングを見たかのようにデイジーちゃんが表示されたって運命的なものを感じますね。

横尾さん : そうですね。
娘と一緒に見に行ったのですが、大きな譲渡会っていうより、個人でやられている方が個人で来るような譲渡会のところでした。
そこで初めてデイジーと会ったんですね。
まぁかわいいね、というか、今と全然違うんです。
毛も短いし、もっとどっしりしてたし、目もうつろな感じだったり。
今のデイジーと全然違うんだけど、なんかこの子を笑顔にしたいねって娘と話しながら帰っていって。
私は帰ってから、是非迎えたいんですけどって預かりさんのところに連絡しました。
その譲渡会でもう一人気になるっているご家族がいたそうで、まぁ縁があったら来てくれるかなぁって思ってたら、すぐにお願いしますって連絡があって。
もうあっという間にトライアルになりました。
今までで抱っこをしたのはデイジーだけです。
抱っこしたときに、この子、離したくないって思ったんです。

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