どの犬種もお手入れは毎日した方が良い
犬のお世話をするというと、お散歩やトイレの始末、食事を思い浮かべますね。
でも、実はもう一つ大切なことがあります。
それはお手入れ。
お手入れってどんな事をすると思いますか?
トリミング?ブラッシング?
他には何があるでしょう。
実はとても簡単なことから、プロにお願いすることまでいろいろあります。
プロにお願いするお手入れ
ではまず、プロにお願するお手入れ。
これは例えばシャンプーやカット。
犬の美容のプロ、トリマーさんのお仕事です。
小型犬から超大型犬まで、トリマーさんは隅々まできれいにしてくれます。
シャンプーはお家でできるという人もいるかもしれませんが、犬の皮膚のことを考えたシャンプーや洗うテクニックはやはりプロにはかないません。
だって人間の美容院もそうじゃありませんか?
やっぱり美容師さんにシャンプーしてもらうとさっぱりして気持ちが良いです。
犬ももしかしたら、気持ちいい!と思っているかもしれませんよ。
また、カットも同じで家でできなくはありませんが、美しさはプロにかないませんよね。
顔の周りや手先などは犬も嫌がるので、家で自分でするのは難易度が高いでしょう。
下手をすれば怪我をさせてしまうことにもなります。
危ない思いをさせないためには、プロにお願いすることが良いですね。
他にも、肛門腺絞りや爪切りなどがあります。
これは獣医さんでもお願いすればして頂けるところもありますが、トリミングをしてもらう時に一緒にお願いしたほうが楽ですね。
肛門腺絞りと爪切りは、なかなか素人では難しいものです。
特に爪切りは深爪して流血してしまった、なんてこともあります。
やっぱりプロにお願いする方が良いですね。

自分でできるお手入れ(2本のブラシ)
犬を迎えたら、早いうちからブラシに慣れさせておくことが大切です。
ブラシとは、被毛を梳かすブラシと、歯ブラシのこと。
1つ目のブラシ
犬種によっては被毛が少なくブラッシングする必要がないと思うかもしれませんが、実は抜け毛が多くブラッシングが必須という子もいます。
パグやフレンチブルドッグなどは、被毛が少ない短毛犬種ですが、毎日ブラッシングをして抜け毛のお手入れが必要です。
また、ヨークシャテリアやマルチーズの様な長毛犬種、巻き毛が特徴のプードルなどは絶対にブラッシングが欠かせません。
もし、ブラッシングをさぼってしまうと、毛が絡んで毛玉になります。
そうすると、その毛玉がつれて皮膚が引っ張られ、犬はその刺激でかじったり掻いたりして皮膚が荒れてしまいます。
ひどくなると皮膚病になる可能性も。
どんな犬種でも、ブラッシングは必要なのです。
2つ目のブラシ
歯ブラシ。
犬に歯磨きするの?と驚かれるかもしれませんが、するんです。
近年、犬の歯周病が増えてきています。
歯周病になると、その菌が血流に乗って臓器に悪影響を及ぼし、最悪死に至ります。
また、歯が抜け落ちたりして食事がとれずに体力が落ちたり、免疫が下がったりします。
たかが歯、されど歯なのです。
早いうちから口の中に指やブラシなどを入れることに慣れさせておくこと。
最初から歯ブラシは難しいので、最初は口の周りを触らせてもらうことからスタート。
それができたらタオルを巻いた指で、口の中を触る。
歯ブラシを見せて、怖くないという事を教えてあげる。
このように段階を踏んで慣れさせてあげます。
犬の歯石は3日でつくと言われています。
だからこそ、毎日歯ブラシが必要なんですね。
歯石が付いたら動物病院で取ってもらわないといけません。
歯石を取るためには麻酔が必要な場合もあります。
大事になってしまいますよね?
そうならないためにも、しっかりと毎日歯磨きをしましょう。
お手入れはトリミングに出せばいい、というものではなく、お家でしっかりとする必要があります。
毎日のお手入れ、できますか?
実際には2日に1回という人もいます。
ただ、お手入れは必ずしなければいけないものだという事を、ワンちゃんのためにも覚えておいてくださいね。