【犬のアロマセラピー】安全に使用するための5つのポイント

<この記事の目次>

あなたはちゃんと安全を守って使えていますか?

【アロマセラピー】という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

アロマセラピー(アロマテラピー)とは、天然の植物から抽出された精油(香り)成分の持つ作用を用いてリラクゼーション等を目的とした芳香療法です。

聞いたことがないという人は少ないであろう「アロマ」という言葉。
このアロマセラピーの歴史は古く、紀元前3000年頃から利用されているといわれています。
その方法は、宗教的な儀式が多かったそうですが、中でもミイラを作る際に防腐剤として利用されていたことは有名なお話です。
ちなみにミイラの防腐剤として使われていた精油は「ミルラ」「フランキンセンス」「シダーウッド」などです。

このように歴史のあるアロマセラピーですが、時代が流れるにつれ様々な利用方法が誕生してきました。
マッサージ、芳香浴、化粧水、リラクゼーション、ハウスケア、ヘルスケア、などなど、色々な場面でアロマセラピーを使っています。
それは、とても利用しやすく、かつ香りがよいため多くの女性に愛用されているからでしょう。

ただその反面、使用方法などを間違い事故を起こしてしまう人も多くいます。
簡単に使えるからこそ、安全に使用しなくてはいけないのです。

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ペットにおけるアロマセラピーを使った事故

アロマセラピーは人だけのものではありません。
動物にも利用することはできます。
ですが、動物に利用をするのであれば、人が利用するよりもさらに注意をしなければいけないことがあります。
人間よりも体が小さく、代謝能力も人間に比べると低い分、香り成分に対する解毒作用が追い付かないことも多々あるからです。

ここではアロマセラピーを利用して、不幸にもペットに被害が出てしまったお話を簡単に紹介いたします。

アロマディフューザー(芳香浴器)の事故

香りを拡散して楽しむためのアロマディフューザー。
これを使用して大切な小鳥さんを亡くしてしまったという悲しい事故がありました。

精油の種類はわかりませんが、小鳥のいる部屋で長時間(寝るとき以外)アロマディフューザーを使用していたそうです。
1週間後に小鳥の容体がおかしくなり、病院へ連れて行ったのですが残念ながら亡くなってしまったそう。

なんとも悲しい事故ですね。
飼い主さん自身もとても強く後悔していたようです。

飼い主さんを責めることはしません。
ですがもし、飼い主さんにアロマセラピーの知識があったなら、このような事故は防げたかもしれない。
一般に市販されているものはペット用の使用方法などは書かれておらず、本来は人が使用するものとして販売しています。

だからこそ、人の使用方法をそのまま動物へ利用できるのか?

という疑問をまず持ってもらいたいのです。
そして、使う前に精油の成分について、ディフューザーの使用方法について、その動物にアロマセラピーは使えるのか、をしっかりと調べてほしかったなと思うのです。

人と動物の体の仕組みは違います。
人間が大丈夫だからと言って、動物が大丈夫とは限らないのです。
そのことを、頭にしっかりと入れておくことで、事故を未然に防ぐ確率は高くなります。

安全に使うための5つのポイント

大切な子を守るためには、飼い主さん自身が知識を付ける必要があります。
自分の家の子のことをしっかりと知ること。
そして精油の知識や安全性を学ぶこと。
安全に精油を使うための基本的なことを学んでみましょう。

1.精油は専門店で購入すること

精油というのは100%天然の植物から抽出されたオイルのこと。
100% Pure Essencial oil などと表記されています。
100円ショップや雑貨屋さんなどで販売しているものは安全に使える精油ではありません。
必ずアロマセラピー専門店で購入してください。

2.飼っている動物のことを知る

犬、猫、鳥、フェレットなど、お家にいる動物がアロマセラピーを利用しても大丈夫かをあらかじめ知っておくことが必要です。
先ほどの小鳥のように、とても体が小さい鳥はアロマセラピーを利用しないほうが安心です。
また、猫は精油成分を解毒する作用が低く、中毒症状をおこしやすいため使用は避けた方が良いでしょう。
他の動物に関しても、自分で調べたり本を読んだりして大丈夫か確認します。心配な場合は獣医さんや専門家に意見を聞いてから使用してください。
いずれの場合も、同じ種であっても個体差により大丈夫なこと、ダメなこともあります。

3.使用量・使用方法・希釈濃度を注意する

基本的に、インターネットや書籍などに書かれている使用量や使用方法は「人用」のものになります。
「ペットアロマ」や「ドッグアロマ」などと書かれていれば、ペットに使用できる使用量などが書かれていますので、そちらを参考にしてみると良いでしょう。
何に使うのか、どんなものを作るのか、何を目的としているのかによって、使用する量は変わってくるため、その都度調べてみましょう。
また、長時間、長期間の使用をしない。
必ずインターバルを空けること。

4.原液の直接塗布、飲用はしない

精油は市販されている状態は原液となります。
そのままを動物に使用することはできません。
必ず希釈(薄める)して利用します。
これは動物だけではなく、人も同じで、それぞれの用途で希釈します。
また、精油を飲む行為は危険ですのでやめてください。
もちろん、動物に飲ませると言うことも絶対にしないでください。

5.動物の体調、気持ちを尊重する

使用する際に動物の体調と気持ちを尊重しましょう。
体調が思わしくない状態で利用すると、逆に具合が悪くなることもあります。
また、動物が嫌がっている状態で使うと、ストレスを感じる原因となります。
今、うちの子は必要としているのか、そうではないのかを見極めるのも飼い主さんの役目です。

他にも精油によって使用を避けたほうが良いものもあったりします。
その辺のお話はまた改めて記事にいたします。

犬へのアロマセラピー 

アロマセラピーは使い方によってはとても良い結果を出してくれるものです。
ただそれには、上記で書いたように安全面や使用する際の知識が必要となってきます。
それらを理解したうえで利用することが犬のためにもなるのです。

猫は先に述べたように精油を代謝し排出する能力が衰えているため、使用を避けた方が良いでしょう。
ですが犬は、精油を代謝する能力はあります。
ただし、犬の大きさから考えると人のような許容量は少ないと考えられます。
そのため、使用量、希釈濃度は人よりも低くする必要があります。
また、犬の皮膚に直接付ける場合は、必ずパッチテストを行ってください。
できれば、皮膚に塗布せず、被毛に軽くつける程度にした方が安心です。
これらも分からなければ、専門家に相談してみると良いでしょう。

犬のアロマセラピーでは、虫よけスプレー、肉球クリーム、ブラッシングスプレーなどがあります。
ナチュラルな精油を使うことで、市販品よりも犬の体に優しいものができます。
次回は、精油を犬に使うメリットについて紹介したいと思います。

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