SNSで配信「犬の熱中症週間予報」
気温が高くなってくるとよく耳にする熱中症のニュース。
熱中症は人だけではなく、犬もかかってしまうということは皆さんもよくご存じのことと思います。
大切な愛犬が熱中症になってしまっては困りますよね。
熱中症は飼い主さんが気を付ければ防げるものです。
今回ご紹介する「犬の熱中症週間予報」をうまく使って熱中症を回避しましょう。
ペット保険のアニコム損害保険株式会社は毎年各種SNSで、犬のための「犬の熱中症週間予報」の配信をしています。
「犬の熱中症週間予報」は、株式会社ライフビジネスウェザーの鈴木勝博氏(気象予報士/獣医師)とアニコム損保が開発した独自の熱中症指標を元にしている、“犬のための”天気予報です。
プレスリリースより引用
犬の体高や代謝などを考慮したこの指標と一週間分の気象情報から、全国主要10都市の熱中症注意レベルを「厳重警戒」「警戒」「注意」「やや注意」の4段階で表示します。日々の散歩や愛犬との外出時の参考にしていただくことで、飼い主の予防意識が高まり、犬の熱中症が無くなることを目指しています。
今年も4月23日から9月30日までの約半年間、配信されますよ。
お出かけ前のチェックとして習慣にしてみると良いですね。
犬の熱中症のピークは7月~8月と言われていますが、年々気温が高くなる時期が早まってきています。
真夏だけではなく、GW頃の高い気温、梅雨時期の蒸し暑さなどから熱中症になる確率は高くなってきているので、十分注意が必要です。
SNS配信先とチェック方法
犬の熱中症週間予報は期間限定で各種SNSにて配信されます。
配信期間: 2021年4月23日(金)~2021年9月30日(木)
【配信先】
・LINE(https://page.line.me/anicom)※メニューボタンからご覧いただけます。
・Instagram(https://www.instagram.com/anicom8256/)
・Twitter(https://twitter.com/anicom_inc)
・Facebook (https://www.facebook.com/anicomgroup/)
配信は毎週金曜日に行われます。
ご自分の利用しているSNSで登録をしておくと良いですね。
こういった情報を活用して、暑い夏を乗り切りましょう!
屋内でも油断できない!熱中症リスク
熱中症は屋外にいる時になってしまうというイメージが強いと思いますが、実は屋内のリスクも高いのをご存じでしょうか。
下記はアニコム損保が調べたデータを転載しています。
自宅にいれば熱中症のリスクは避けられる、と思っている人も多いと思います。
ですが、お年寄りの方が室内で熱中症になってしまったというニュースを耳にしたことはないでしょうか。
じっとしていると暑さをあまり感じなかったり、シニアになると温度変化に体がついていかないことなどから熱中症になってしまうことがあります。
下記のグラフを見るとペットの場合も、シニア犬になるほど熱中症のリスクが高くなっているようです。
シニアになると寝ている時間やじっと動かない時間が増えてきます。
お水を飲みに行くことが減ったり、暑くても動けないなどが考えられます。
飼い主さんは部屋の温度と湿度をしっかりと管理してあげる必要がありますね。
また、熱中症は夏場だけではありません!
ゴールデンウィークのころからどんどん気温は上がり、梅雨時期になると湿度も高くなってきます。
下記のグラフは熱中症の月ごとの診療件数を表しています。
4月ごろから徐々に増え、7月8月がピークとなっていますね。
真夏だけではなく、5月6月も注意が必要な時期です。
人間が大丈夫だと思っていても、暑さに弱い犬たちにとっては辛いこともあります。
できるだけ快適に過ごせるように、温度、湿度、換気に気を付けてあげましょう。
また、短頭首(フレンチ・ブルドッグ、パグなど)などは体に熱がこもりやすいため、熱中症になりやすい犬種です。
十分注意をしてくださいね。
※上記グラフはすべて2018年度にアニコム損保の「どうぶつ健保」に契約した犬590,384頭(全年齢)を対象としたもの
熱中症とは
本来、体は体温を調整する機能が備わっているため、暑くなったら汗をかいたりし体温を自らが調整することができます。
ですが、高温の環境下に長時間いるなどした場合、その調整機能のバランスが崩れ、体温を下げることができず体内に熱がこもってしまう状態になってしまいます。
そうなることで、熱中症の症状が出てしまうのですね。
犬の場合は、人間のような汗をかくことはできません。
犬が体温調節をするときは、口を開けてハァハァと早く呼吸するパンティングを行います。
ただこのパンティングも、高くなり過ぎた体温を下げることは難しいようです。
もし、過度にパンティングをしているような状態になったら、熱中症になりかけている可能性もあるので早急に体温を下げる対応を取るようにしましょう。
早期の段階で熱中症だと分かれば、重症化することを防げます。
熱中症かもと思ったらまずは次の対応をしましょう。
まずは風通しの良い日陰やエアコンのきいた部屋など、体温が上がらない場所へ移動させます。
とにかく体温を下げることが一番重要なので、犬の体に水をかけたり、犬用プールや桶などがあれば、水をためて犬を入れましょう。
また濡らしたタオルで太い血管が走っている個所を冷やします。
氷水などは急激に体温が変化し体に負担がかかるのでやめましょう。
犬が水を飲むようであれば飲ませてあげます。
飲まないのであれば無理に飲ますことはせず、舌を少し濡らしてあげるようにします。
これらは動物病院へ行くまでの応急処置です。
かかりつけの病院へ連絡し、指示を仰ぐことも良いでしょう。
夏が近くなるにつれよく聞くようになるニュース。
暑い時期に子供を車の中に置いて買い物に行ってしまい、熱中症になって亡くなってしまったというもの。
少し考えればどうなってしまうのか分かりそうなものですが、悲しいニュースは後を絶ちません。
車の中の温度は外気温よりもさらに高くなります。
ちょっとだけと思っても、温度はすぐに上昇していくのです。
人だけでなく、動物も、車の中でお留守番をさせないでください。
車内温度などの注意喚起の記事を掲載していますのでご覧になってくださいね。