新しい家族を待っているのは子犬だけではありません
新しい家族を迎える。
そう考えたときに、あなたはどこから迎えますか?
ペットショップ?ブリーダー?保護団体?
ほとんどの人がペットショップと答えるのではないでしょうか。
実は、未だに犬を迎え入れるのはペットショップだけだと思っている人も多いのです。
子犬を育てるのは簡単なのか
ペットショップではかわいい子犬が並んでいます。
子犬は無条件にかわいいですよね。
でも、初めて犬を飼う人はその子犬に翻弄されます。
いい意味でも悪い意味でも、大変です。
なんと言っても初めての経験ばかりですからね。
人によっては育犬ノイローゼになってしまう人もいるようです。
子犬を育てるのは、育児と近いものがあるといえるでしょう。
子犬のうちに受けたしつけがそのまま成犬になっても引き継がれます。
ということは、子犬の時期にしっかりとしつけやトレーニングをすることが大切なのです。
初めて犬を迎える人に、きちんとしたしつけはなかなか難しいものがあるように思います。
できる人もいるかもしれませんが、子犬を迎えるのならプロのドッグトレーナーにしつけを学ぶことを強くお勧めいたします。
手が付けられなくなってからでは、大変なのですよ。
成犬を迎えるという選択
初めて飼うんだから子犬から迎えたい。
ほとんどの方がそう思うかもしれません。
ですが、前述したようにしつけに自信がないのであれば、成犬を迎えるということも考えてみてはいかがでしょうか。
成犬の場合、ある程度しつけが入っています。
様々な理由で新しい家族を探すことになった成犬は、前の家族からしつけをされていると考えられます。
一概には言えませんが、まるっきり最初からしつけをするより、できていないことだけを教える方が簡単です。
また、以前人と暮らしていた経験がある犬は、人との暮らしについて知識と経験があります。
して良いこと、いけないことなどの判別も付きやすいでしょう。
もちろん、以前の環境とこれからの新しい環境では大きな差があるかもしれません。
そうなると教えることも増えますが、それは子犬を迎えるのと同じことなのです。
実は筆者も2歳の成犬を迎えた経験があります。
最初は他人行儀な態度を続けていた愛犬ですが、少しずつ心を開いてくれるようになり、今では家族にべったりです。
しつけに関しては、ほとんど何も教えずに済みました。
してはいけないことを少しずつ学ばせて、あとはその都度いろいろなことを教えるということの繰り返し。
先代の愛犬は子犬からでしたが、しつけの大変さを思い知らされました。
そんな経験をしたからこそ、成犬を迎える選択肢を多くの人に持ってもらいたいと思っているのです。
新しい優しい家族を待っている犬たちがいます
動物愛護・保護団体には数多くの保護動物たちがやってきます。
その動物たちは、大好きだった家族から別れ寂しく悲しい思いをしています。
大好きだったのに、どうしてかな…
そんな風に動物たちは思っていることでしょう。
保護されている動物たちは、新しい家族をずっと待っています。
命が終わるまでずっと見届けてくれる優しい飼い主さんたちを探しています。
保護動物には子犬など幼齢の子たちもいますが、ほとんどが1歳以上の動物です。
もし、犬を迎えたいと思ったら。
一度、保護動物たちのことを思い出してください。
彼らは純粋に家族を求めています。
過去に何があったとしても、彼らは今を生きているのです。
これから迎えてくれる暖かい家族を、ずっと待っています。
あなたの新しい家族に、迎えてもらえる日を待っているかもしれません。