吠えるのには理由があるんです
どうして犬は吠えるのでしょうか。
あなたはその理由を知っていますか?
だって犬は吠える生き物だから本能で吠えるんでしょう?
そうですね。
その通りでもありますが、実は吠えるということにはいろいろな意味が隠されているのです。
恐怖心、威嚇、攻撃、そして甘え
犬が吠える理由として一番考えられるのが威嚇。
あっちにいけ!こっちに来るな!
それ以上来ると攻撃するぞ!
これはよく見られる犬の威嚇行動です。
いきなり攻撃に出る前に、吠えるという威嚇をして危険を回避しようとしています。
威嚇でもあり、軽い攻撃でもあるのかもしれません。
この行動は、自分のテリトリーを守るときに良く行われるもの。
例えば、インターホンで吠えたり、トラックのピーピーというバックする音に吠えたり。
これはインターホンが鳴る = 知らない人が自分のテリトリーに侵入してくる
という図式が出来上がっています。
トラックの音もこの音がした後に、大抵配達の人がインターホンを押しますよね。
ですので、その部分で紐づけられています。
要は、自分のいる場所に侵入者が来たから威嚇する!という手段に出ているのです。
飼い主さんにとってはあまり喜ばしいことではありませんね。
他には恐怖心が引き金となって吠えるということもあります。
例えば、大きな音。花火や雷などがそうですね。
大きな音が鳴ってわんわん吠える時の犬の気持ちとしては、何が起きているのかわからず怖い。
目に見えずに体の奥まで響く大きな音は、人間でも恐怖を感じることがあります。
聴覚がすぐれた犬にとっては、人間以上に音を拾っているためその恐怖心はさらに強いのでしょう。
自動車メーカーのフォード社が、雷の音や花火の音から犬を守る犬小屋を製作したと発表をしています。(販売はまだ未定)
それだけ、大きな音を怖がる犬が多いということですね。
そして最後に、甘えによる吠え。
これはどういうことかというと、要求吠えです。
自分の思い通りにしようとわんわん吠えてアピールします。
嫌だからワンワン、欲しいからワンワン、気に食わないからワンワン。
しつけで一番苦労する部分かもしれません。
でも、逆を言えば、飼い主さんのしつけ次第でこの要求吠えを無くすことができるんです。
要求吠えのタイミングはしつけの絶好の機会!
まずは何に対して要求しているのかを確認しましょう。ここがわからないとしつけも何をどうすれば良いのかわからないですからね。
しっかりと何について要求しているのかを確かめて、しつけをしていきましょう。
しつけに関しては、ドッグトレーナーに教わるのが一番ですよ。
早い段階からしつけを覚えておくと、後悔しなくてすみますのでお勧めです。
犬は無駄に吠えているわけではない
今まで述べてきたように、吠えているのには必ず理由があります。
なぜ吠えるのか。
それは怖かったり、嫌だったり、不安だったり、驚きだったり、甘えだったり…。
それぞれの意味があって吠えています。
なぜ吠えているのかわからない。
そう思っている飼い主さんは、自分が犬の立場だったらと考えてみてください。
今の環境、状況は居心地が良いですか?安心できる場所ですか?のんびりくつろげますか?
犬の目線になって周りを見てみましょう。
そして犬の気持ちになってみてください。
人間の目線では見えないもの、聞こえない音が聞こえる犬にとって、人の暮らしの中で生活することは少し不安があるのかもしれません。
そのことを少しだけでも理解してあげましょう。
そしてその吠える原因を突き止めて、解消して上げられれば良いですね。