【レポート】アニマルコミュニケーターから学ぶ「動物の死生観」セミナーに参加しました

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2021年5月8日に開催された一般社団法人優良家庭犬普及協会主催、ローレン・マッコール先生による【動物の死生観】セミナーに参加しました。
通常は1日かけて学ぶセミナーですが、今回は特別編としてポイントを絞った内容となっていました。

セミナーはZOOMによるオンラインセミナーで、50名ほどの参加者の中には海外の方もいらっしゃり、このセミナーの関心度が高いことが分かります。

英語でのセミナーですが、一般社団法人アニマル リテラシー総研の山崎恵子先生が逐次通訳をしてくださっているのでとても分かりやすく学べました。

今回はそのセミナーのレポートです。

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動物たちは【死】のことをどう感じ、どう考えているのでしょうか

いつか必ず訪れる、大切な家族である動物たちとの別れ。
できる事ならお別れをしたくないと思っている人たちも多いのではないでしょうか。

私たち人間は、【死】というものに対して恐怖や不安、苦しみや悲しみを持っていることが多いでしょう。
死んでしまったらもう終わってしまう・・・。
死んだあとはどうなってしまうのだろう。
そんなイメージをお持ちの方もいるかもしれません。

今回筆者が参加した、アニマルコミュニケーターのローレンマッコール先生に学ぶ、【動物の死生観】のオンラインセミナー。
セミナーでは、ローレン先生が多くの動物と会話をした中で、彼らが持つ【死】に対する考えや、実際に感じたことなどを学ぶことができました。

【アニマルコミュニケーションとは】

動物とテレパシーを使い、動物の意図を受け止めることを行います。
動物との距離や、生死は関係ありません。
動物を含む私たちは個別の周波数を持ち発していて、その周波数を合わせることで感情、意図などを感じるを行うことができるのです。
例えば、相手の意図を感じ取ったり、部屋の雰囲気を感じたりという経験、みなさんもありませんか?

こちらの記事では、そのレポートとして筆者が印象に残った部分、みなさんに知っておいてほしいところをお伝えできればと思います。

動物たちにとっての【死】とは

動物たちにとって「死」とはどういったものなのでしょうか。
セミナーでは、ローレン先生が亡くなった5匹の動物たちとの会話の一部をお話ししてくださいました。
その会話の内容は、動物たちの純粋な心と、家族への愛であふれていました。

私たちは大切な動物たちが亡くなってしまったとき、悲しくて辛くて、心が苦しくなります。
いなくなった動物たちのことを思い、毎日涙を流したり、悲しみにふけることも多いでしょう。

そんな動物たちは亡くなった後、どこに行き何を感じているのでしょうか。

魂のふるさとに還るということ

ローレン先生が飼い主さんから亡くなった動物と話してほしいと依頼があるとき、よくきかれる質問があるそう。
それは旅立った後はどこにいるの?今どんな気持ちなの?ということ。

今回お話を聴かせていただいた動物たちは、その質問に対して「お家に還ってきた」そして、とても気分が良い、気持ちが安らぐ場所だと言っていました。
お家というのは、魂のふるさと。あちら側の世界のことです。

また「死」については、恐怖感というものはなく、ふるさとへ帰る旅で喜びでもあるそう。

動物たちの言うあちら側の世界「魂のふるさと」というのは、私たちがイメージする「天国」のようなものなのかもしれません。
動物たちにとって、そこはとても穏やかに心地よく感じる場所であるということが分かり、どこか安心できるのではないでしょうか。

死を恐れてはいない

動物たちは死を恐れていません。
死んだ後のことも人間のように考えることはしません。
また、動物たちは「輪廻転生」生まれ変わりを信じ理解しているそう。
死ぬことについては、「適切な時期に適切な最期を迎える」と考えているようです。

ただ、死ぬことよりも痛みなどの苦痛を恐れています
ローレン先生が安楽死を勧められた動物のお話をしてくださいました。

その動物はとても苦しい状態にあり、獣医さんと飼い主さんは話し合い苦しみから解放するために安楽死を選択。
飼い主さんはそれが本当に良かったことなのか、その子に聞いてみたいということでした。
その動物の答えは

「それは愛情がもたらした行為。痛みや苦しみから解放してくれてありがたかった」

というものでした。

動物は死に向かうことに関して恐怖心を感じていませんが、痛みや苦痛からは逃れたいと思っているそうです。
安楽死という選択は、とても難しいものであると思います。
ですが、愛する子が苦しいとき、痛みに耐えているとき、家族である私たちは自分の気持ちよりも動物の気持ちを優先して考えてあげる必要があるのかもしれません。

動物たちが家族に伝えたいこと

亡くなった動物たちとの会話を聴いていると、私たち残された家族へのメッセージがたくさんあることに気づきました。
その中でとても大切だと感じたことをお伝えしようと思います。

悲しみから解放されて

ローレン先生が亡くなった猫ちゃんとの会話をお話ししてくださった中で、印象的な言葉がありました。

猫ちゃんがお空に帰ってしまったあと、ご家族はとても悲しみに暮れていました。
ですが猫ちゃんは、そのことをとても心配に思っていたそうです。
そしてご家族にこう言いました。

「私だってまた会いたいという気持ちは残っているけど、私たちの生活はずっとお互い楽しかったじゃない。」

猫ちゃんのこの言葉には様々な思いが込められていると思います。
猫ちゃんも家族のことが大好きで、今でもまた会いたいという思い。
そして、今まで一緒に暮らしてきたことは猫ちゃんにとっても、家族にとっても本当に幸せで満足したものだったということ。
大好きな家族にはこれからも笑顔でいてほしい、私(猫ちゃん)との楽しかったことを思い出して!
そんな風に筆者は感じました。

いつもそばにいるよ

亡くなった子がなんとなく側にいるような気がする、何かメッセージを受け取ったような気がする・・・。
そんな経験をした人もいるのではないでしょうか。

実はそう感じたとき、亡くなった子たちは側にいたりメッセージを送っているのだそう。
なんだか嬉しいですよね。

動物たちは大好きな家族へたくさんのメッセージを送っているそうです。
それは気配だったり、香りだったり、心に届く声だったり・・・。

「ふっと感じたその感覚を疑わず、全身で感じ取ってください。そして、私たちも愛情をもって亡くなった子に語り掛けましょう。」とローレン先生は仰っていました。

ただ、悲しみにくれている間はそのメッセージは届きにくいようです。
それは、悲しみのバイブレーションが壁になってしまうからだそう。
大切な子を亡くし悲しいのは当たり前です。
ですが少しずつでも、彼らのメッセージを受け取れるようにたくさんの愛情と楽しかった日々を思い出してみましょう。

私たち(動物とその家族)は、死の後でも愛のつながりは消えることはなく、魂のレベルでずっと繋がっているそうです。
一人ぼっちになったわけではないのです。
心の中にずっとその子はいるのです。

動物たちとの会話はもっともっとたくさんのメッセージを私たちに伝えてくれていました。
ここではお伝えきれないので、他のお話は実際に動物たちとコミュニケーションをしたローレン先生から学ばれることをお勧めいたします。
筆者の感じたこと、気づいたこととは違う感覚、感想を持つかもしれないからです。
受け止め方や感じ方は人それぞれ。
その人が気づくことがとても大切なことだと思います。
ぜひ、またチャンスがきたら参加されてみてくださいね。

こちらのローレン先生の著書も、亡くなった動物たちからのメッセージが掲載されています。
とても勉強になりますよ。

永遠の贈り物―アニマル・コミュニケーションで伝える動物からの魂のメッセージ 旅立ってしまった動物に訊きたい5つのこと

まとめ

アニマルコミュニケーターのローレン・マッコール先生による動物の死生観セミナー。
このセミナーで多くのことを学びました。

動物にとって「死」とはシンプルなもの。
恐怖を感じたり不安に思うことはありません。
人間のように複雑に考えたりはしないのです。

私たちが大切な動物たちを見送ったあと、彼らがどのような場所でどのような気持ちでいるのかを知ることができると心が少し穏やかになるのではないでしょうか。
「あぁ、魂のふるさとで安らかな気持ちでいてくれるんだな。」
そんな風に思えれば、悲しいけれど彼らをきちんと送ってあげられるような気がします。

色々な巡りあわせで家族となった動物たち。
彼らとの縁はずっと続いているそうです。
体がなくなっても、家族の心の中にずっといる。
それを忘れずにいたいと思いました。

<各リンク>

今後のアニマルコミュニケーションのセミナー、ローレン先生のセッション等のご案内は下記の公式サイトからご確認ください。

◎講座の詳細など
アニマルコミュニケーション・アカデミー
HP:https://www.ac-academy.net/

◎セッションのご依頼など
ローレン・マッコール先生 日本公式サイト
HP:https://www.laurenmccalljp.org/

◎動物福祉、動物介在活動など(山﨑先生が代表を務めています)
一般社団法人 アニマル・リテラシー総研
HP:https://www.alri.jp/

◎今回の講座に関するお問合せなど
一般社団法人 優良家庭犬普及協会
HP:https://www.cgcjp.net/

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