拾い食いをさせないために飼い主ができること
あなたのワンちゃんはお散歩のときに拾い食いをしますか?
拾い食いは犬にとって一つもメリットがありません。
何か食べてしまってお腹を壊してしまったり、けがをしてしまったり。
最悪、死んでしまうこともあるのです。
大切なワンちゃんに、そんな思いをさせたくはないですよね?
拾い食いの危険性
拾い食いをした犬が死亡するというニュースはたまに耳にします。
大抵は故意に置かれた毒餌を食べてしまったことによるものです。
ニュースなどを見ると、毒餌は犬や猫などの動物が嫌いだったり、マナーの悪さで迷惑を被っている人たちが置いているようです。
どんな理由であろうとも、毒餌なんておいて言い訳がありません。
でも、実際にはそういったことが増えているような気さえします。
また、毒餌だけではありません。
たばこの吸い殻やお菓子の食べかけ、除草剤やアルコールなど。
道端には危険がいっぱいあるのです。
犬が拾い食いをすることのデメリットはたくさんあります。
食べたものによってお腹が痛くなったり、手術で取り出さなければいけなかったり、最悪死に至ることもあります。
毒餌だった場合、確実に苦しむことになります。
何もしてあげられずに、後悔だけが残る。
そんなこと、絶対に嫌ですよね。

拾い食いをさせないための3つのポイント
愛犬に拾い食いをさせないためには、どうしたらいいのでしょう。
それは飼い主さんが気を付けること!
そんなことは当たり前ですね。
では具体的にどうすればいいのか。
1.リードは短く!
まずは、リードを短くしてお散歩をしましょう。
伸縮リードやロングリードを使っている飼い主さんもいますが、
これらは飼い主さんからの視界が遠くなり、また、すぐに犬をコントロールすることができません。
拾い食いをしてしまっても見えなかったり、引き戻す時間がかかってしまうのでお勧めはできません。
2.安全を確認した場所で匂いを嗅がせる!
次に、匂いを嗅いでいい場所だけで匂わせてあげましょう。
拾い食いをするタイミングはどんな時か考えてみてください。
大体の場合が、クンクン匂っている時ではありませんか?
犬の鼻はとてもいいので、様々なにおいの誘惑につられてしまいます。
美味しそうな匂いがすれば、匂いを嗅ぎたくなってしまうのは仕方がないのかもしれません。
でも、それが犬にとって危険なものだった場合、避けなくてはいけませんよね。
そのために、安全な場所で匂いを思う存分嗅がせてあげること。
あっちもこっちも好きなように嗅がせるのではなく、飼い主さんが安全を確認した場所でクンクンさせてあげましょう。
3.飼い主さんとアイコンタクトをとる!
最後に、お散歩中にワンちゃんが誘惑に負けそうになったら、飼い主さんがお名前を呼んでアイコンタクトを取りましょう。
誘惑でふらふら~っと行ってしまいそうなとき、一度飼い主さんの声とアイコンタクトをとることでその誘惑をリセットさせましょう。
また、アイコンタクトをきちんととることができたら、美味しいご褒美をあげること。
そうすることで、誘惑よりも美味しいものがもらえる飼い主さんのほうが良い!とワンちゃんは思います。
とにかく、誘惑の匂いから遠ざけることが一番です。

飼い主さんが注意を払うことで、拾い食いは防げます。
リードを短くしたり、安全な場所を確認するということは誰でもできますよね。
そこに、日ごろからの愛犬とのコミュニケーションがうまくとれていればばっちりです。
飼い主さんとのアイコンタクトはいろいろな場面で役に立ちます。
お散歩中の苦手なものに対して、インターホンの音に反応する時、カフェなどで他のワンちゃんが吠えているとき、などなど。
しっかりとアイコンタクトをとれると、普段の生活でも大活躍。
正しいアイコンタクトのやり方は、ドッグトレーナーさんに教えてもらいましょう。
また、拾い食いをしてしまうワンちゃんのトレーニングも、やはりプロのドッグトレーナーさんから学ぶことが一番です。
愛犬を守るためにも拾い食いを早くやめさせましょうね。
まとめ
拾い食いは百害あって一利なし。
愛犬を守るためにもすぐにやめさせましょう。
やめさせるポイントは、
・リードは短く!
・匂いを嗅いで良い場所を見つける!
・誘惑に負けそうになったらアイコンタクト!
本当に拾い食いで困っているのなら、早急にドッグトレーナーさんに相談してください。
これくらいなら大丈夫、がいつの間にか危険なことになっているかもしれません。
何事も、早めに対応したいですね。
最後に、毒餌を置く人について。
毒餌を置くこと自体、普通の人では信じられませんよね。
でも、その行動に移させてしまっているのは、もしかしたら飼い主である私たちなのかもしれません。
お散歩時のマナー、ちゃんとできていますか?
犬の排せつ物の処理していますか?
そこら辺に埋めたりしてはいけませんよ。
私たち飼い主のマナーが悪いせいで、そういった行動をとらせているのかもしれません。
飼い主として、私たちのマナーやモラルは本当に大丈夫なのか。
もう一度、考え直してみてくださいね。