動物の死生観と旅立った動物とのコミュニケーション
アニマルコミュニケーションというものをご存じでしょうか。
アニマルコミュニケーションとは、テレパシーを使って動物たちと対話をするというものです。
テレパシーと書くと、なんだか怪しいと感じる人もいると思います。
でも私たち人間も昔から、テレパシーのようなもの(例えば第6感)をなんとなく感じたり使っていたりするんですよね。
誰でも持ち合わせているもので、それに気づくか気づかないか。
使おうと思うか思わないか。
自分の選択次第で世界が広がっていきます。
アニマルコミュニケーションについて興味を持った人は、下記の記事もあわせてお読みいただくとより理解が深まると思います。
動物にとっての死とは
こちらの記事は、2023年6月20日に開催されたアニマルコミュニケーター・ローレンマッコール先生の講座【旅立ちのとき】に参加した時の私個人の感想になります。
動物たちがどのように【死】について考えているか、動物と共に暮らす人にとってはとても興味深く知りたい内容ではないでしょうか。
私は過去に病気だった愛犬を見送った経験があります。
愛犬が旅立った当時のことを振り返ると、苦しくなかったのか、辛くなかったのか、怖くなかったのか・・・などとネガティブな感情が溢れ不安に感じていたことを思い出しました。
人にとっての死とは、大きな不安や悲しみを伴うものだと多くの人は感じているのではないでしょうか。
では、動物にとっての【死】とは何なのでしょうか。
それは人が死に感じている感情や思いとは、違うもののように感じました。
動物にとって死への旅立ちは必要なプロセスであって、当たり前のことのようです。
多くの動物は、自分が旅立つ際に安心感や幸福感、満足を感じているのだとか。
そうであれば、私たちが愛する動物を見送るときに、どれだけ安心できるでしょう。
最愛の動物を亡くして悲嘆に暮れている人にとっても、少しは心が休まるかもしれません。
病気だった愛犬を見送ったとき、「辛い闘病生活から解放されて良かったね、もう苦しい思いをしなくても良いんだよ」と声をかけたことを覚えています。
動物たちもまた、痛みや苦しみから解放されたいと思っています。
私たちもできることならその痛みや苦しみから解放してあげたいと、願うでしょう。
でも、その解放がお別れへと繋がることになると思うと、複雑な気持ちになってしまうこともありますよね。
愛犬が旅立つ準備を始めたら、自分には何ができるだろうか。
愛犬のためにできることをしてあげたい。
そう思う人は多いはず。
アニマルコミュニケーションでは、そういった動物たちの最後のお願いを聞いて穏やかに旅立たせてあげることができるのです。
安楽死という選択
講座内では安楽死についてのお話もありました。
日本では安楽死についての知識や情報も少なく、タブー視されている嫌いもあります。
実は私は、愛犬が病気になったときに獣医さんに安楽死の選択を提案された経験があります。
当時の愛犬の状態がそれだけ良くないということは、見ても分かっていました。
でもその時、私たち家族は安楽死という選択ができなかったのです。
先生に提案されたのは、安楽死か自宅で介護生活を送るかということでした。
幸いにも私たちは家で仕事をしているので、24時間ずっと愛犬の側にいることができる環境。
睡眠時間を削っても何をしても、愛犬の介護を優先するということを選択したのです。
介護を始めると寝たきりだった状態の愛犬の目に少しずつ光が戻り始め、「まだボクは生きたいんだ」と言っているように、目は見えなくても自力で歩けるようになったり、食事も一人で食べられるようになったりしました。
介護生活が半年経ったころ、残念ながら愛犬は違う病気を併発し旅立っていきました。
本当にこの選択で良かったのか。
愛犬の苦しみを長引かせただけだったのではないか。
そう悩むこともありました。
安楽死を選択することで、痛みや苦しみからの解放をしてあげることができます。
難しい判断になるとは思いますが、安楽死という選択があるのであれば考えることも大切なことだと思います。
もしまた、安楽死の選択を迫られたとき自分はどうするか。
正直に言うとまだわかりません。
アニマルコミュニケーションで動物たちにどうしたいのか、何をしてほしいのかを聞くことも有効な方法になります。
最愛の動物たちが穏やかに旅立てるように選択できるのは、私たち家族です。
もしもの時にパニックにならないように、家族で話し合っておくのも良いかもしれませんね。
ペットを亡くした人との関り方
アニマルコミュニケーションでは、亡くなった動物の声を家族に伝えるということもできます。
ペットロスで苦しんでいる人にとっては心が救われることも多いでしょう。
私自身、愛犬を亡くしたことがきっかけでアニマルコミュニケーションを学びました。
どうしても、亡くなった愛犬の気持ちが聞きたかったからです。
生きていても亡くなっていても同じようにアニマルコミュニケーションすることができますが、亡くなった動物に関しては動物だけでなくその家族の状態も大きく関わりがあるようです。
ペットを亡くしたばかりの人は、気持ち的にも不安定だったり悲しみで心を閉ざしてしまっていたり、精神状態が安定していません。
アニマルコミュニケーションをすることで心が救われることも多々ありますが、逆に言葉の選び方ひとつで傷つけてしまったり信頼を失うことさえあります。
だからこそ、亡くなったペットとのアニマルコミュニケーションには「経験」と「相手を思いやる気持ち」が大切なんだなと感じました。
発した言葉は取り消すことができません。
後からフォローをしても、そのわだかまりやモヤモヤは残るのです。
だからこそ、人との関り方は大切なんですよね。
ローレン先生の講座では、人との関り方についてもしっかりと教えていただけます。
アニマルコミュニケーションをしたいという人は、技術的な面だけでなく人との関り方、接し方、言葉の選択などを学ぶべきでしょう。
自分はこれで大丈夫と思っていても、他の人の話を聞くことでいろいろな受け取り方、伝え方があるのだと気づくこともできます。
日々ブラッシュアップが必要ですね。
まとめ
今回はローレンマッコール先生のアニマルコミュニケーションクラス【旅立ちのとき】に参加した感想を書きました。
旅立ちのときのクラスは、基礎講座のあとの【シンカクラス】を修了した人が参加できる講座です。
ペットの死生観や亡くなった動物のこと、亡くなった動物とのコミュニケーションについてじっくり学ぶことができます。
またこの講座ではローレン先生の著書【永遠の贈り物】を読むとさらに理解が深まるので、ぜひ一度お読みいただくことをお勧めします。
ペットロスで悲しんでいる人にも読んでいただきたい書籍です。
ローレン先生は海外在住の方なので、日本での講座開催の回数はとても少ないです。
次回は2024年の1月頃を予定しているそうなので、気になる方は下記に紹介しますアニマルコミュニケーション・アカデミーのサイトをチェックしていただくと良いでしょう。
また、アニマルコミュニケーションに興味を持った!次回の講座に参加したい!という方は、事前にこちらの本をお読みいただくのもおススメですよ。
※こちらの書籍は「動物たちと話そう」の新装版となります。
こちらの本は、これからアニマルコミュニケーションを始めたいという人にとても良い書籍です。
基礎講座でお話をされる内容とリンクしていますので、前もって読んでおくと講座内の理解度も増すと思います。
ぜひチェックしてみてくださいね。
各リンク
◎講座の詳細など
アニマルコミュニケーション・アカデミー
HP:https://www.ac-academy.net/
◎セッションのご依頼など
ローレン・マッコール先生 日本公式サイト
HP:https://www.laurenmccalljp.org/
◎動物福祉、動物介在活動など(山﨑先生が代表を務めています)
一般社団法人 アニマル・リテラシー総研
HP:https://www.alri.jp/
◎今回の講座に関するお問合せなど
一般社団法人 優良家庭犬普及協会
HP:https://www.cgcjp.net/
☆基礎クラス体験レポート
☆シンカクラス体験レポート