アニマルコミュニケーション・アカデミー シンカクラスの受講レポート
2023年1月25日(水)にローレン・マッコール先生による
アニマルコミュニケーション・アカデミー【シンカクラス】が開催されました。
ローレン先生の来日はなんと3年ぶり!
新型コロナの流行により来日ができず、やっと開催された待望のシンカクラスです。
2020年に開催された基礎クラスに参加させていただいてから、なんと3年もの月日が流れていたのですね。
基礎クラスの体験レポートは、ローレン先生のインタビューも含め掲載していますのでぜひご覧ください。
今回もシンカクラスに参加させていただいた体験レポートを、基礎クラス受講の際にご一緒した動物ケアのプロでもある テリントンTタッチプラクティショナーの なかしま なおみさんとお届けしたいと思います。
などと不安に思っている方はぜひ読んで参考にしてみてくださいね。
シンカクラスで学べること
まず初めに、シンカクラスについて簡単に説明します。
シンカクラスはローレン先生のアニマルコミュニケーション基礎クラス(前・後編)を受講した人が参加できるセミナーになります。
シンカクラスの詳しい情報は下記の公式サイトをご確認くださいね。
英語によるセミナーですが、逐次通訳が入るので日本語のセミナーと変わりはありません。
通訳の山崎先生はとても分かりやすく伝えてくださるので、安心して受講できますよ。
シンカクラスとは
Deepening the Connectionーシンカ≪進化・深化≫クラス
文字の通り、さらに深く動物たちとのコミュニケーションをするために、自分自身を進化させ、動物たちのことももっと深く学ぶということです。
アニマルコミュニケーターとして必要なスキルを習得したのちに、さらにレベルアップをするための重要な知識を学ぶ機会となっています。
アニマルコミュニケーターとして次の一歩へ進むために
アニマルコミュニケーションは学んだけど、よく分からないことや不安なことってありますよね。
例えば・・・
ざっと良くあるつまづきのポイントやお悩みごとをピックアップしてみましたが、思い当たることがあるのではないでしょうか。
練習をすればするほど、聞きたいこと、知りたいことって増えていくんですよね。
それはアニマルコミュニケーターとして、一歩先へ進むためのひとつの壁なのかもしれません。
ローレン先生のシンカクラスは、アニマルコミュニケーションの基礎をしっかりと学んだあとに次へのステップを進むための必要な内容が盛りだくさん。
さらなる自身アップへと繋がります。
不安や疑問を解消するフィードバック
講座では分からないこと、つまづいていること、不安なことなどを生徒一人一人がシェアします。
他の生徒さんのお悩みなどを聞く機会って、なかなかありませんよね。
聞いてみると、同じところでつまづいていたり、へぇそんなことがあるのか、など新しい発見や気づきがあります。
私自身、他の生徒さんの質問で興味深いものや、同じように悩んでいるポイントなどがありました。
ローレン先生は、その質問一つ一つに対してじっくり時間をかけて、テクニック的なことであったり、考え方であったりを分かりやすく答えてくれます。
午前中の時間をたっぷり使って悩みや質問などをクリアにしていきましたが、それだけこのシェアの時間が大切な学びであると実感できます。
知識のバージョンアップや次のステップへのヒントがたっぷりとあったので、他の生徒さんもきっと満足だったのではないでしょうか。
アニマルコミュニケーターとしての質を高める
アニマルコミュニケーションができるようになってくると、もっと上手く会話ができるようになりたい!
もっと動物と飼い主さんのために何かしたい!と思うようになってきますよね。
動物との会話も人同士の会話と同じように、質問の仕方によって返答が変わってきたりします。
シンカクラスでは、会話の組み立て方や質問の仕方についても学ぶことができます。
会話の組み立てと質問の仕方
人との会話と同じように、いきなり質問を投げかけると動物もどう答えていいか分からないようです。
例えば、初対面の人にいきなり「ねぇあなた、しあわせ?」って聞かれたら、ちょっと構えちゃいますよね。
それと同じように、動物たちもいきなり質問を始めると困ってしまうそう。
だからこそ、きちんと挨拶から入ってちょっとした日常的な質問からスタートするのが良いのですね。
アニマルコミュニケーションをするときに、飼い主さんから受け取った質問をそのままの順番で聞くのではなく、動物側が答えやすいように事前に質問を組み立てていく方法も学びました。
質問を単なる質問として受け取るのではなく、その質問の要となることや本当に聞きたいこととは何かをコミュニケーターがしっかり把握しコミュニケーションを取ることが大事なんですね。
また質問の仕方ひとつで、動物たちの答えも変わってきます。
質問をして答えが返ってこなかった時の対応の仕方や、掘り下げ方などもじっくり教えていただけました。
動物とさらに深くつながるために
アニマルコミュニケーション上達のために、「自分はどういう人間か」を自分自身が知ることも大切だとローレン先生は仰っていました。
アニマルコミュニケーションのテクニックや経験だけではなく、動物と深くつながり濃い会話をするのにはコミュニケーター自身の「自分はどういう人間か」ということに大きく関わっているんだそう。
どんな食事をし、どんなことを好み、どんな人と関わっているか。
日常の生活はもちろん、日々の選択などが自分自身のバイブレーションを高めることにつながります。
バイブレーションを高めることで感受性が高まっていき、動物と深い会話ができるようになっていくそうです。
講座内でバイブレーションを感じる瞑想も行うのですが、とても不思議な感覚でした。
これは体験してみないと分からないことなので、ぜひ講座に参加して試して欲しいと思います。
また講座では、アニマルコミュニケーションをする際には、動物との会話をサポートしてくれるガイド(サポーター)が一人一人についているということや、落ち着きが無かったり、神経質になっている動物にアースを下す方法も学びました。
アースを下す方法は、明け方に落ち着きのなくなる我が家のシニア犬にも利用できそうです。
この方法は、たくさんの飼い主さんにも必要なのではないかなと思います。
アニマルコミュニケーションはテクニックを磨くだけではなく、その前提として知っておくべき知識や心構え、日々の過ごし方などが自分を成長させるカギになっているのだと感じました。
動物に対して知識をさらに深める
講座では飼い主のいない動物とのコミュニケーションについても学びます。
野良猫や野良犬、動物園や水族館、ジャングルや海の生き物などとのコミュニケーションにおいて大切なこと、注意すべきことなどを教えてくださいました。
お話の中で一番なるほどと思ったことは、特に野生動物の場合、こちらを認識してもらうことが大切だということ。
動物にとってこちらに興味を持ってもらえるアプローチをすることで、お話を続けてくれるかどうかが決まります。
その動物のことを知り、興味を持つことってやっぱり大事なんですよね。
野生動物との会話は飼い主のいる動物と比べて難易度が高いです。
だからこそ、水族館や動物園に行ってたくさん練習をすること!とローレン先生は仰っていました。
シンカクラスを卒業後、実際に動物園や水族館に足を運んでコミュニケーションをとるフィールドトリップクラスもあるので、参加してみるとさらなるレベルアップにつながりますね。
受講された なかしまさんの感想
アニマルコミュニケーター、ローレン・マッコール先生 3年ぶりの来日。
テリントンTタッチのプラクティショナーであるわたしは、先生と出会って10年以上。久しぶりにお会いしたが、パワフルさも、見た目も、何も変わらない。
2020年1月にアニマルコミュニ―ケーションの初級クラスを受講、3年の月日を経て、今回、シンカクラスを受講させていただく。
いろいろな社会情勢の中、たくさん時間があったものの、アニマルコミュニケーションをする機会がたくさんあったわけではなく、経験値を高めていたかというと、なかなか・・・ そんな中でも、先生のお話を伺いたく、今回参加した。
シンカクラス、ということで、実際アニマルコミュニケーションをするにおいて、知っておくとよいというお話しが詰め込まれていた。
動物とつながる際には、いくつか方法がある。私は、自分自身のアースを下すこと。それが私にはやりやすく、これはアニマルコミュニケーションをする、というだけではなく、自分自身を落ち着かせたり、普段の動物との生活の中でできるとあわてることが少なくなり、常に冷静に周辺視野を持つことができる。その状態で、動物との会話を始める。
よりしっかりと動物との会話を始めるきっかけとして、先生の誘導により、コミュニケーションガイドにであう旅にでかけた。(わかりやすく言えば瞑想??) 個人個人、その旅の体験は様々。参加者のフィードバックを聞くことにより、自分自身の世界もまた広がる。
コンパニオンアニマルだけにとどまらず、飼い主のいない動物たちとのアニマルコミュニケーションのやり方なども学ぶ。
淀川の淀ちゃんの話題に上がった。
飼い主のいない動物たちの声を聞いても、それにこたえられることはできない。それなのに、聞いてあげることはいいのだろうか?と思っていた。 先生の答えは、要望を聞く、ということが何よりも大事。動物たちにとっては、声を聞いてもらう人がいるということが大切だそうだ。
また、いなくなってしまった動物の声を、飼い主さんに伝えることにより、罪の意識にさいなまれていた飼い主さんが、一歩前に進めるということもあったそうだ。
アニマルコミュニケーションをやるとき、どうしても、本当にこう言っているのか? と思ってしまうことがある。雑念をとらわれず、期待値、価値観をぬぐいさり、フラットな自分でいることが大事。これは、人とのかかわりの際でもそうかもしれない。
アニマルコミュニケーションのスキルアップはとにかく、練習、練習、練習。
ただ、私がローレン先生のお話しを伺うのは、アニマルコミュニケーションのスキルアップにとどまらず、なにより、動物と人、動物と自分、飼い主さんと自分とのかかわり方を改めて見つめなおしたり、自分の考え方と違う考え方を知ったりする時間である。
今回も、動物と話せる先生だからこそのお話しもたくさん盛り込まれていた。
私は、手で触ったり、観察することにより、動物たちを見ることが多い。しかし、声を聞くことにより、より深く動物の今の気持を知れたり、次に何をしたらよいのかのヒントがたくさん詰め込まれている気がした。
次の来日まで、自分自身のステップアップのため、しっかり練習しなければ・・・
いつも先生がおっしゃる。。
Practice,Practice,Practice。
やはり、ローレン先生のお話しは、心に刺さる。
アニマルコミュニケーションができるようになりたい方にとどまらず、先生のお話しをぜひ聞いてもらいたいと思う。
まとめ
3年ぶりとなる、ローレン・マッコール先生によるアニマルコミュニケーション講座【シンカクラス】に参加させていただきました。
シンカクラスでは初級編のようにアニマルコミュニケーションの実践はありませんが、テクニックの向上に役立つ知識、さらには「自分自身の在り方」を見つめなおす機会でもあったように思いました。
他の生徒さんがシェアしてくださったお話などでも、いろいろな発見があったりします。
講座の内容だけでなく、新たな気づきを得ることでアニマルコミュニケーターとして一歩前進できる1日だったのではと思います。
アニマルコミュニケーションの初級編を受講して、次のシンカクラスへの受講を迷っている人もいるかもしれません。
テクニックは学んだからもう大丈夫、と思っているのは大間違いです。
テクニックを学んでからが最初の一歩。
その先の学びの方がアニマルコミュニケーターにとってもっと大切で、もっと必要なことなのです。
テクニックを学んだからこそ、シンカクラスを受講することがアニマルコミュニケーション上達につながります。
私自身も初級編受講をしてから3年のブランクがありました。
その間、お恥ずかしながら練習はあまりしていません。
それでも、受講して良かった!さらに動物たちのことを知りたくなった!と思えました。
ブランクが開いてしまった人、アニマルコミュニケーションの情熱がちょっと薄れてしまった人、自信が無くなってしまった人など、不安はあるかもしれませんがローレン先生がしっかりと教えてくださるので大丈夫。
もう一度アニマルコミュニケーションの世界へ入りませんか?
各リンク
◎講座の詳細など
アニマルコミュニケーション・アカデミー
HP:https://www.ac-academy.net/
◎セッションのご依頼など
ローレン・マッコール先生 日本公式サイト
HP:https://www.laurenmccalljp.org/
◎動物福祉、動物介在活動など(山﨑先生が代表を務めています)
一般社団法人 アニマル・リテラシー総研
HP:https://www.alri.jp/
◎今回の講座に関するお問合せなど
一般社団法人 優良家庭犬普及協会
HP:https://www.cgcjp.net/
◎レポーターをお願いした なかしまさん
ぱれっと Tタッチプラクティショナー なかしまなおみ
HP:http://paleta-feliz.com/