【レポート】愛犬のシニアケア講座-工夫して一緒に楽しむシニアライフ

犬のシニアケアはいろいろな工夫で楽しく快適になる

犬と暮らしている人なら、誰でも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

「うちの子がシニアになったらどうなるのかな」

人と同じように、犬も歳を取り老化が進みます。
足元がおぼつかなくなったり、食欲が落ちたり。
体調が不安定になったり、足腰に痛みが出たり。
犬も人が感じるような老化が表れてきます。

そのとき、飼い主さんにできることはなんでしょうか。

10月31日に老犬介護士・ドッグリハビリトレーナーの平端弘美先生による
「愛犬のシニアケア講座&ランチ会」が開催されました。

こちらに参加してきたのでそのレポートを掲載します。
これからシニアになる子、すでにシニア期に入っている子にとって、とても役立つ内容でした。

ほっこりするおむすびと美味しいランチ

東京都北区にある【和むすびや まるっと】さんで開催された愛犬のシニアケア講座&ランチ会。
まずは参加者の皆さんと一緒に美味しいランチタイム。

まるっとさんはワンちゃんと一緒に食事ができる定食屋さん。
店内にはたくさんのワンちゃんと飼い主さんがいらっしゃいましたよ。

【限定10食】鎌倉野菜のせいろ蒸し定食

筆者が頂いたのは「かまくら野菜のせいろ蒸し定食」です。
小鉢とお味噌汁も付いて いて、白ご飯をおむすびに変更することもできます。
野菜の旨味が凝縮してとても美味しかったです。
和むすびや まるっとさんの詳細はHPからご確認くださいね。

シニアケアは今からすぐに始められる

お腹も満たされたところでいよいよ講座です。

講座に参加されていた方々はみなさんシニア犬の飼い主さん。
それぞれにいろいろなお悩みもあります。

今回の講座では、シニア犬の食事、運動、認知症にならないためには、というお話を聞くことができました。
シニアになると、若い頃より運動量が減ったり、それに合わせて食事量も少なくなったりします。
成年期と全く同じではなく、シニアになったらそれに合わせていろいろと変える必要があるのです。

◎シニアの食事について

シニア犬と一言で言っても、1頭1頭違います。
自分の家の子にとって何が必要なのか、どうすればいいのかは飼い主さんが判断する必要があります。

その一つの目安として、今現在、自分の愛犬がどれくらいのカロリーが必要なのか、水分量はどれくらいとったほうが良いのかというのを実際に計算しました。

普段はこれくらいかなと目分量だったり、あまり気にしていなかったとしても、数値として目で見ると、全然足りていなかったとか、多すぎた!なんていうのも分かります。

若いうちならそれでもうまく調整ができるかもしれませんが、シニアになってくると調整がうまくできずに肥満になってしまったりします。
これくらいが必要なんだ、という目安としてとても分かりやすく良かったです。

◎シニアの運動について

運動に関してもシニアになると悩むポイントです。
足腰が弱ってくるとお散歩に行く回数も減ってしまったり、運動をしなくなってしまうこともあります。
でも、そのままにしてはどんどん弱っていくばかり。
そんな時に、どうすれば良いのかを写真や実物を見ながら、利用方法や注意点を学ぶことができました。

特に、足腰を鍛えることはシニアに限らず、若いうちからする必要があるなと強く感じました。
人間もそうですが、若いうちから筋力をつけておくことで、シニアになってからの身体の軽さが全然違います。
犬も同じで、細い四肢で体重を支える犬だからこそ、しっかりと日頃から散歩や運動に気を付ける必要があります。

毎日のお散歩や、お家でできる運動の方法などを詳しく教えてもらえたので、すぐに実践することができるのも嬉しいです。

また、高い道具や専門的なものを購入しなくても、身近なものや100円ショップで販売されているものなどを代用して利用することもできます。
こんなものが使えますよ、といろいろと紹介していただけいてみなさんもメモを取っていました。
工夫次第で、いろいろなものが使えるんですね。

◎認知症について

認知症も飼い主にとっては不安のひとつ。
どんな症状が現れるのか、もし、認知症になってしまったらどう対応すればいいのか。
そういったこともしっかりと教えてもらいました。

きっと、一般の飼い主さんでは分からずに不安になることばかりだと思います。
でも実際に介護士として活躍されている先生だからこその、実体験や経験からのお話はとても分かりやすかったです。

そして体験として、シニア犬によくある白内障の状態を参加者で経験しました。

白内障になると視界はどうなるのか。
周囲の状況を犬はどう感じているのか。


これは実際に、シニア犬がいるご家族に体験してほしいです。
筆者も体験して、こんな風に犬は感じているんだ!視界が悪い、見えにくいってこういうことなのか!ということに気づかされました。
犬の状態を知ることで、犬が安心する接し方、嫌がられない方法をすることができます。
是非みなさんも、講座に参加して体験してみてください。

◎実習:犬用おむつを作る

講座の最後には介護用品のひとつ「おむつ」を作製

おむつを付けることに抵抗がある飼い主さんも多いのだとか。
その理由として「かわいそう」ということがあるそうです。
でも、おむつをせずに漏らしてしまって飼い主さんが片付けに追われたり、ストレスを感じているのであれば、それは犬にとっても良くないこと。
飼い主さんのストレスを軽減することができれば、犬もストレスを感じなくて済みます。
「おむつはかわいそう」ではなく、犬も飼い主さんもストレスなく楽になる方法なのです。

犬用の介護おむつは市販されていますが、結構お高かったりします。
そこで今回は人用のおむつを加工して犬用にしました。

犬用おむつ

まだ愛犬に使う機会はなさそうですが、マナーベルトとしても良いかもしれません。
簡単に作れるというのが、良いですね。

今後の平端先生の講座予定

◎愛犬のシニアケアセミナー

日時:2019年11月28日(木)
   13:30~15:30
場所:立川リビングカルチャー
   東京都立川市曙町2-10-1 ふどうやビル7F
詳細:https://cul.living.jp/living/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=188095

平端先生へのお問合せ等は下記へ

HP:http://hellodoggie.info/
FBページ:Hello doggieひだまりシニア部

まとめ

シニアケアと聞くと、どうしてもシニアになってからと思ってしまいがち。
でも実際には、若い頃から食事や運動などに気を付けておく事が大切だと分かりました。
いつものお散歩や遊びの中に、ちょっとした筋力トレーニングになることを取り入れたり、脳を刺激するような遊びをしてみたり。
そういった毎日の積み重ねが、シニアになっても元気でいられる秘訣なのです。

そして、シニアになってからも「なにもできなくなってしまった」ではなく、「楽しくできることを一緒にする」という気持ちで、飼い主さんも犬も一緒に楽しむことが、シニア犬にとっても良いことなのだと、平端先生は仰っていました。

シニアになった愛犬と、どう向き合っていくか。

そこに必要なのは「一緒に楽しむ」という気持ち。
工夫次第でケアは楽しくできる、いつからでもケアを始められる、ということを学ぶことができました。

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