犬を飼う前にしつけを学ぶということ(これから犬を飼う人へ)

<この記事の目次>

しつけを学ぶタイミングって犬を飼ってからだと思っていませんか?

しつけを学び始めるのは犬を飼ってから。

そんな風に思っている人は多いでしょう。

でも、本当は、犬を迎えようと決めたときから学び始めることが大切なんですよ。

なぜ、犬を飼う前からしつけを学ぶことが必要なのか。

先日開催されたさいたま市動物愛護ふれあいセンター主催の犬のしつけ方講座に参加したレポートを交えて、お話をしていきましょう。

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なぜ飼う前からしつけを学ぶ必要があるのか?

しつけって犬を飼ってからじゃなきゃ必要ないんじゃない?

そんな声が聞こえてきそうです。

実際に、しつけを始めるのは犬を迎えてからですが、実はそれ以前に準備をすることがとても大切。

犬を迎える準備と犬を知ること、そして飼い主としての心構え。

しつけという言い方だからきっとピンと来ないのでしょう。

犬を家族に迎える心構えと覚悟、そして犬のことを知る、ということが後々のしつけに繋がっていくのです。

犬を迎えてから、訳も分からず、本やインターネットの情報だけを頼りにあれこれ試すより、基本的な犬のことを学び、必要なものを揃えてから迎えた方が、落ち着いて対応することができます。

また、犬を迎えようと決めたときに、その犬の大まかな性質や、特徴を知ることは、実際に飼い始めてからのトラブルやしつけ方法もわかります。

何も知識がなく、大型犬が飼える環境ではないのに大型犬を飼ってしまった。

そうなってしまったら、楽しいドッグライフを送るどころの話ではありません!

運動不足になってしまったり、破壊活動が始まってしまったり、様々なトラブルが起きる可能性が出てしまう。

そして、こんなはずじゃなかった、こんなになったらもう飼えない。

そんな無責任なことをしてしまうことにもなりかねないのです。

もし、ちゃんとプロから学び、犬の知識を付けていたら。

家族構成や住んでいる家、生活環境に合わせて飼える犬をきちんと見極めることができます。

ずっと一緒に生活していくのですから、きちんとその犬のことを知って、どのようなことが起こっていくのかなどの心の準備をすることも大事ですね。

今しつけを学ぶことで、何かあったときにも冷静に対応できる

さいたま市動物愛護ふれあいセンターの犬のしつけ方講座では2人の先生が講演されました。

お一人は埼玉県川越市を拠点に活動をされているドッグトレーナー、DOG IN TOTAL 戸田美由紀先生

もう御一方は、日本獣医生命科学大学の准教授、獣医師・獣医学博士でもある水越美奈先生

お2人の先生による、実際に犬を飼ってから起こるトラブル、吠えることや噛むことについての講演でした。

戸田先生のお話は、トレーニングでは実際にどのように犬に教えて行けばよいのかを、動画を見ながら解説をしていたのでとても分かりやすく、会場にいた人たちの大きくうなずく様子がよく見受けられました。

ほめかたのコツや興奮の抑え方のポイントなどはすぐに家で実践できるものばかり。

トレーニングで実際にどのようにしていくのかということが分かった上で、水越先生による犬の行動学から見た解説は、トレーニングの正しい行動を理論的に解説し、誰もがなるほどそういうことだったのか!と理解できたのではないかと思います。

叱るだけではなく、何が正解なのかを伝えることが大事という話には、みなさんハッとさせられたのではないでしょうか。

さいたま市動物愛護ふれあいセンター主催 犬のしつけ方講座 2019.01.26の様子

また、犬を迎える準備についてのお話では、犬が安心できる居場所を作るというお話でした。

犬を飼ってから用意するよりも、犬のことをしっかり理解したうえで必要なものを揃え、居場所を作って準備してから迎えること。

そうすることで、あれも足りない、これも足りないと無駄なものを購入したり、バタバタせずに済みます。

何事も事前準備が大切ですね。

飼い主の思い込みを正すことが最初の一歩

先生方のお話はすでに犬を飼っている方にはすぐに実行できるしつけの内容でした。

ですが、会場にはこれから犬を飼うという人たちも参加されていました。

先生方のお話で共通していた大切なこと。

それは「犬はすべて同じではない」ということです。

どういうことかというと、例えばお隣の犬のゴールデン・レトリバーがおとなしくて吠えない子だから、うちも犬を飼おう!とダックスフントを飼ってみたはいいものの、ものすごく吠える犬だった。なんで?となる飼い主さん。

何でうちの子は吠えるの?という疑問自体が、本当はおかしいことなのです。

まずひとつに、犬種が違うということ。

同じ犬でも犬種が違えば様々なものが違います。

比較的落ち着きのある性質の犬種や、活発な性質の犬種、犬種によってベースとなる性質があるのです。

では、お隣の吠えない犬がダックスだったら、同じ犬種のダックスを飼えば吠えないのか?

それも間違い。

犬種が同じであっても、犬の個性や住む環境が違えば同じになることはありません。

わかりますか?犬とひとことで言っても、個体によってまったく違うのです。

犬を飼ったことがない飼い主さんは、犬について誤解をしていることがたくさんあります。

犬種が違っても、犬種が同じでも、まったく同じ性格の子はいません。

だからこそ、犬を飼う前に飼おうと思っている犬の知識を付けることが必要なのです。

お留守番が多いお宅で、運動量が多い犬種を迎えたら、エネルギーが溜まって発散するために物を破壊する、なんてこともあるかもしれません。

今の自分の環境で飼える犬種を探すには、プロに相談をすることが一番なのです。

楽しいドッグライフを送るために、犬のしつけを学ぶことは飼う前から始めましょう。

関連リンク

◎さいたま市動物愛護ふれあいセンター
◎日本獣医生命科学大学付属動物医療センター 水越美奈先生
◎DOG IN TOTAL ドッグトレーナー戸田美由紀先生

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