「犬を飼う」ってどういうこと?これから犬を飼う人へ

コラム
この記事は約6分で読めます。
記事内に広告が含まれています
スポンサーリンク

犬を飼うという事について真剣に考えたことはありますか?

あなたは犬を飼っていますか?

昔、飼っていたことがありましたか?

それとも、これから飼おうと思っていますか?

今まで犬を家族として迎え入れたことがある人には、これからお話することは、当たり前のことと感じるでしょう。

でももしかしたら、知らないことや新しく気づくこともあるかもしれません。

今、ご自分が家族である犬に対して行っていることを振り返りながら読んでみてください。

これから犬を飼おうと思っている人は、飼う前に、しっかりとこれからお話することを読んで、真面目に考え、家族と話し合ってください。

本当に犬を迎えることができるのか、何があっても終生飼育をすることができるのか。

人と犬たちの幸せのためにも、しっかりと考えてみましょう。

犬を飼うという事は命を育てるということ

今の日本ではいろいろな場所でペットとして動物が売られています。

ショッピングセンターに行けば、大きなショーケースの中にまだ生後間もない幼犬がたくさんいるのを見ることができるでしょう。

通る人たちはみんな「かわいい~」といってショーケースの中の犬たちを眺めます。

あまりの可愛さに心を奪われる人。

小さいお子さんは、買って~!と両親におねだり。

大人だって連れて帰りたくなってしまう気持ちになる。

でも、ちょっと待ってください。

そこにいるのは命を持った動物です。

ぬいぐるみを買うように、気軽に買って良いものではないのです。

犬を飼ったら日常でどんな事が起こるのでしょうか?

今は小さい犬でも、1か月もすればみるみる大きくなっていきます。

子犬の可愛さから凛々しい成犬へと成長します。

見た目も変わり力もついてくる。

ご飯を食べたりお水を飲んだら、トイレをします。

排せつ物の処理は1日に何回もあるでしょう。

家に慣れてくれば吠えることも始まります。

もしかしたら噛んでしまうこともあるかもしれません。

毛が抜けたりして掃除も大変です。

ご飯やお散歩は毎日のことです。

ペットショップの店員さんは、お散歩はしなくても大丈夫ですよ、と言うかもしれません。

でもそれは、大きな間違いです。

犬は外に出ることで社会性を身に着け、いろいろな経験や情報を得て成長していきます。

毎年必ず狂犬病の注射をしなくてはいけません。

蚊の出る時期はお薬で病気にならないように予防する必要があります。

いたずらをして変なものを食べてしまい、お腹を壊してしまうこともあります。

何かあったら病院へ連れて行かなくてはいけません。

教えてもしつけが上手くいかないことがあるかもしれません。

他にもたくさんたくさん、犬を飼うとやらなくてはいけないこと、必要なこと、守らなければいけないことなどがあるんです。

あなたはそれを全てやり遂げる覚悟はできていますか?

なにか困ったことがあっても、あきらめずに犬と向き合うことはできますか?

ぬいぐるみの様に、「もういらない」と飽きたら捨てる、ということは絶対にしてはいけないのです。

小さな命を育てるためには、その命を最期まで責任を持つという覚悟が必要なのです。

あなたは自分のお子さんを見放すことができますか?

昨今、世間では自分の子供に対してネグレクト(育児放棄)などの虐待や、最悪の場合命を奪ってしまうということが頻繁に起こっています。

本当に悲しいことであり、あってはならないことです。

命というものに対しての尊厳や大切さというものを、どこかに置き忘れてしまったのでしょうか。

そうせざるを得ない、今の環境が悪いのでしょうか。

きっと当事者は様々な感情を持ち、苦しんでいたのだと思います。

でも、それをしてしまうことはやはり、あってはならないこと。

そうさせないためにも周囲が気を配り、当事者自身も相談したり学んだりすることが必要なのです。

相談できる場、話を聴いてくれる友人・知人、アドバイスをくれる専門家など。

そういった人たちに「頼る」ということも必要です。

普通の親であれば、どんなに困っても苦しんでも、自分の子供を見放すことなんてしないでしょう。

そうであってほしい、という願いもありますが、そうなるべく社会や周囲の人間がサポートすることが大事ですね。

命を育てるという共通点

なぜ、犬を飼うのに人の子供の話をするのか。

それは、小さい子供を育てることと、犬を育てることに共通点が多いからです。

また、子育てをしている親と、飼育する飼い主の悩みや不安、そういった気持ちも共通点が多いのです。

例えば、小さい子供は大人の言っている意味が良くわかりません。

同じことを何度も失敗したりします。

トイレも自分の好きな時にします。

毎食ご飯をあげます。

お外に連れ出して外の空気に触れさせることもします。

これ、犬も同じことですよね。

悩みの点でいえば、夜泣きがおさまらない。

犬では無駄吠えをして困る。

あちこち動き回って口に入れてしまう。

犬もいろんなものを咥えて遊んでしまう。

などなど、共通していることが多いのです。

犬の知能は人間の3~4歳の子供と同じくらいと言われています。

人間の3~4歳は少しずつ話せるようになって、自分で物事を考えたり行動したりできるようになる年齢。

一番目が離せない時期でもありますね。

同じくらいの知能があるとすれば、それを世話する側の悩みや行動が似ていることも理解できるでしょう。

最後にもう一度考えてみてください

種は違っても同じ命であることには違いはありません。

犬の場合は人間に対してよりも、さらに命に対しての重さが軽くみられがちです。

命に重さがあるとすれば、子供だろうと大人だろうと、動物だろうと等しく同じなのです。

犬を飼うということは、命を育てるということ。

安易に購入したり、手放したりということはしてはいけないのです。

あなたは自分の子供を手に負えないからと言って手放しますか?

普通ならしないですよね?

どんなに大変でも、考えて工夫して、相談して、行動して。

その子のために、手を尽くします。

犬を家族に迎えるということは、子供を育てるということと同じです。

人間と犬を一緒にするのはおかしいと思う人も多いかもしれません。

でも、同じ命なのですよ。

命を預かった以上、責任をもって育てることは当然のこと。

その覚悟がないのであれば、犬を飼う資格はありません。

犬の幸せのためだけでなく、その家族の幸せのためでもあります。

どうか、犬を飼おうと思っている人たちは、今一度、家族として犬を迎えることができるのか、しっかりと考えてください。

下記の記事も参考になるので読んでみてくださいね。

犬との生活は本当に楽しく、幸せなもの。

その生活をするためには、あらゆる責任を負う覚悟が必要です。

犬と家族の幸せのためにも、しっかり考えましょう。

タイトルとURLをコピーしました